めんおうブログ

国家公務員からラーメン業界への転職を決意した、30代男性(妻、子2)の経験と思いと挑戦。時々、本などのブログ

正月に見るテレビ番組から学ぶ、すべてのものには等しい価値がある、ということ

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正月は、家族と家でゆっくりされる方が多いのではないだろうか。

 

テレビ番組も、普段と違う番組が多く、ゲストも豪華、企画も家族でワイワイ見れるものが多いと思う。いつもはテレビはあんまり見ない、という人も正月くらいは家族ともちを食べながら見る人が多いだろう。

 

わたしの家でも普段はあまりテレビを見ないが、正月ばかりは家族そろって見ながらワイワイしている。毎年見る番組があるのだ。

 

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それは、「格付けチェック」という番組。見たことのない人のために、少し説明すると、司会は、ダウンタウンの浜ちゃんで、ゲストはホリエモンGACKTからアイドルまで豪華で幅広い。そのゲストがA、Bの選択肢にそれぞれ該当している高級食材を使用した料理と、それを模した食材を使用した料理を食べ比べて正解を競う。というものだ。例えば、高級ズワイガニとカニカマ、といった具合だ。

 

これを見ていて毎年思うことは、なんだぁ、金持ち芸能人も結局味わかんないんじゃん!笑、という安心感だ。

 

庶民であるわたしが金持ちに対して、うらやましい、と心のどこかで思っている気持ちを納得させる、ふたをすることができるのである。それと同時に、今の自分の生活が間違っていないんだ、お金を持ってなくて普通の暮らしでもいいんだ、とかけ離れた生活をしている芸能人から認めてもらったような気持ちになるのである。

 

心のどこかで、実はわたしと同じように考えた人も、読者の方の中に少なからずおられるのではないだろうか。

 

こういった意味でも、この番組は庶民から支持されて、毎年放送されているのではないだろうか。

 

ただし、今年はこれまでとは違って、見る側であるわたしの状況は大きく変わっている。他の記事でも多く書いてきたが、わたしは2017年をもって公務員を退職する。

 

そう、転職だ。

 

転職、というものを経験して、ものの見方が変わった。自分と違うものを受け入れる懐の広さ、というものが備わった気がする。恥ずかしながら、これまでわたしは省の中で出世することを第一に置いてきた。何かに憑かれたようだったんだ。

 

でも、同時に、それがおかしいんじゃないか?出世ばかりを望む気持ちばかりでいたくない、と思い続けていたのも事実だった。省内での出世のために、そういう正常な理性の叫びに気づかないふりをしてきたのかもしれない。

 

いずれにせよ、転職、すなわち、自分の価値観を見直しつつ、公務員とは異なる仕事の価値を見つけて折り合いをつけていく思考作業を通して、他のものの価値を認めれれる懐の広さを備えることができたと思っている。

 

そう、わたしはもはや、ベジータではない、スーパーベジータだ、と豪語したときのベジータである(結局負けたじゃん)。

 

1年間の修行(転職活動)を経たわたしの、「格付けチェック」を見る目は違う、ということだ。

 

AとB、どちらがズワイガニでどちらがカニカマか、そんなことはどちらでもよい、それぞれがおいしいのだから。そういう見方ができるようになったのだ。

 

金持ちだからズワイガニを当てないといけないのか?違うだろ?金持ちだって、カニカマが好きで、ズワイガニの味を知らなくて何がわるい?

 

アワビとカタツムリ、赤ワインとぶどうジュース、高級バイオリンと安いバイオリン・・・

 

みんな違ってみんないい。

 

小学生のときに道徳の授業で習ったフレーズが頭をよぎる。当時、その意味を心から理解していただろうか。黒人と白人がいるけど、それぞれ違うけどけんかはよくない、程度の理解はしていたように思うが、その本質はそれぞれに等しい価値がある。ということなのではないだろうか?それを担任の先生は理解していたのだろうか。

 

ズワイガニとカニカマ、それぞれに特有の味があるだけだ。どちらかに優劣があるわけではない。こういう意味で、庶民の生活にも価値がある、と主張している番組である。あくまでも、1年前のわたしが見ていたように、金があっても高級なものがわからないから庶民の生活に価値がある、ということではない。

 

すべてのものには等しい価値がある

 

こんな大切なこと、すべての人の価値観の根本ともなる可能性のあることについて、正月早々教えてくれる番組はそうないだろう。

 

浜ちゃんは、Aが正解なのにBの部屋に入った人をののしるけど、本当はそんなことしたくないんだ、きっとAもBも同じ価値がある、ということを反面教師的に視聴者に教育してくれているんだ。

 

なんてすばらしい、奥の深い番組なんだろう。もう大人になったら、そんなに大切なことを教えてはくれない。

 

いや、ちょっと待てめんおう、テレビの見方を人に強制するのはよくない。金持ちが味がわからない、という事実が楽しいんだから、それでいいじゃんという声。

 

もちろんそれでもいい。楽しければいい。人の見方はそれぞれあっていい。自分の価値観との違いがあるだけ。この世の違い、というのはすべてそう。

 

 

 

 

 

 

正月にテレビを見ながら、こんなことを考えていても楽しくない。だから、正月は家族をワイワイ「ただ単に楽しむ」のがいいと思う。でも、こんなことにもちょっと頭を巡らしてみるのもまた面白いし、物事の真理、というものは日常生活のいろんなところに転がっているものだ、ということに気づいた年末であった。

 

みなさん、よいお年を!また来年も、よろしくお願いします。