めんおうブログ

国家公務員からラーメン業界への転職を決意した、30代男性(妻、子2)の経験と思いと挑戦。時々、本などのブログ

社員とバイトは、雇われ方が違うだけで、その肩書自体にはあまり意味がない。(転職後16日目)

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これまで15日間の勤務で感じたことを書いておきたいと思います。

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本日の業務内容

【1月16日】

0815起床

0930出勤予定

感じたこと

わたしはこれまで、バイトをしたことがない。高校生時代は、勉強と部活と彼女。特に受験勉強に力を入れていたこともあって、なかなかバイトに割く時間がなかった。そもそも、当時のわたしは、高校は大学の受験勉強のためにある、という認識(わたしは、この認識は誤っているというか、言葉足らず、だと思っているが、これについても記事を改めたい)を持っており、貴重な勉強の時間を削ってバイトをする、という発想がなかった。また、大学は全寮制で、バイトが禁じられていた。大学卒業後は、そのまま入省したので、民間企業で勤めたこともなければ、バイトすらした経験がないのである。また、省庁にバイトの人などいるはずもなく、自分と勤務体系の違う人と仕事をする、という経験もない。要は、わたしは世間知らずなのである。

 

 

 

わたしは、1月から民間の新しい仕事についているが、こういうわけで、民間企業に勤め、バイトの人とも一緒に仕事をするのは、わたしにとって初めてなのである。

 

バイトの人と働くということ自体、とても新鮮であり、バイトの人と働くようになって発見したことが2つある。

 

 

 

 

 

 

一つは、バイトの人がとても優秀で、まじめで、一生懸命仕事をする人が多い、ということである(あまりやる気のない人は、バイトに来ない)。実は、わたしはこれまで大きな勘違いをしていた。誤解を恐れずに言うと、わたしはこれまで、バイトはテキトーという風に思っていたのである。正社員に比べて責任もないし、能力も低い、そのように思っていた。

 

まず、社員に比べて責任がないのと、責任感がないのは大きな違いである。少なくとも、今の店で一緒に仕事をしているバイトの人は、みな、責任感が十分にあり、自分の責任を果たすために任された仕事はきちっとやるし、新しいことを学ぼうとする。そこは割愛してもいいんじゃないかな?と思うような小さな手間のかかる作業もしっかりやっている。ほんとにすばらしい、の一言しかない。わたしは、責任がないということと、責任感がないということを混同していたようである(バイトは社員に比べて責任がないということは事実であろう)。

 

次に、能力のある、なしは社員かバイトかの違いとは関係ない。能力があるかないかは、やる気と経験の問題である。やる気があって、経験さえ積めば、その経験から学ぶことができる。だから、バイトでも、やる気と経験がある人は能力がある。逆に、社員でもやる気と経験がなければ、もちろん能力はついてこない。

 

バイトなんて、とこれまで省庁に勤めていたときは心のどこかで思っていた。本当に恥ずかしいことだ、と今思う。社員とバイトは、勤務体系とそれに伴う給与体系が違うだけであって、その人自体の素質、能力や性格などは、全く関係ないのである。能力の違いは、社員かバイトか、の違いからくるものではない。能力の高い人がたまたま社員だった、とかそういう話である。わたしは、このことでも認識を誤っていた。

 

 

 

もう一つは、笑顔がすてきな人が多い、ということである。これは、個人の性格や若さなどが大きくかかわってくることかもしれないが、感じたことなので、率直に書いておきたい。

 

わたしは、笑顔でいるのが苦手、というか、笑顔になる習慣がなかった。笑い話をするときは笑うのは当然であるが、これまで「接客」というものをしたことがなかったので仕事中に相手(サービスの対象)に対して笑顔になる、という経験がないのである。

 

わたしがしてきたこれまでの仕事は、たいてい自己完結できるものであった。わたしは省の職員に対する教育を職務とする教官であったので、これに関する部署間調整や教育の場、といった、「人とする仕事」や「人に対する仕事」がなかったわけではないが、仕事に関係する人すべてが省の職員であり、調整や教育は、笑顔よりも階級でなされる部分が大きかった。笑顔であるに越したことはないが、調整や教育の場面で笑顔である必要もないし、パソコンを打つときに笑顔であることもなかったのである。

 

しかし、今の仕事はラーメン店での勤務で、「接客」する。この時は、絶対に笑顔の方がいい。

 

これを痛感した出来事があった。笑顔の素敵なバイトの女の子が、複数の高校生グループや中年グループのお客様から、話しかけられていたのである。異性からのナンパ、といった類ではなく、話したい、この人と関わりたい、という純粋な気持ちからのものであったと思われる(雰囲気でわかる)。看板娘、とはこういう人のことを言うのかな、とも思った。

 

わたしは、今の仕事をし始めてすぐに店長に言われたことで、印象に残っていることがある。それは、「初めての仕事だろうから、最初はできなくて当然だからね。でも、ここで仕事をする中で、お客さんから、覚えてもらって、あれ、今日はめんおう君いないの?って気にしていただけるような存在になれればいいかな」ということである。

 

多分、笑顔の素敵な彼女は、もうそのような地位を獲得しているんだろう。先ほどの高校生グループからは、何部に所属していたんですか?とかれていたし、中年グループには、ケーキとクッキーの差し入れもいただいていた(事務所にみなさんで召し上がって下さい、と置いてあった)。もう、お客様からしたら、彼女は、忘れられない存在なわけである。先日投降した記事に、食を通してお客さんの幸せを作る、ということを書いたが、この女の子は、お客様の食事の場を楽しませているのだから、まさにそれを体現して、お客様の食事の空間に幸せを作っているのである。だから、接客する上では、絶対に笑顔の方がいい。これが結果として多くのお客様を呼ぶことになる。残念ながら、わたしはこのように笑顔でいる、ということを今までやってこなかったし、気にすらしたことがなかった。社員であるわたしは、バイトの彼女に現時点では、全く敵わないのである。

 

笑顔とは、相手に対してこれほど力のあるものなのである。これも社員かバイトかの違いによるものではない。

 

 

 

 

 

社員とバイトは勤務体系が違い、これに伴って給与体系が違うだけで能力差は関係ない、ということである。ただ単に雇われ方(契約)の違いを区別するために便宜上呼び分けているだけなのである(もちろん雇われ方が違えば、任せられる仕事の大きさは変わってくるが)。バイトなんか、という誤った認識を持ってきた自分をとても恥ずかしく思うが、早く気づけて良かった、とも思っている。今後、この店、会社の成長に貢献していきたい(会社の成長がお客様の幸せにつながるとわたしは信じている。そもそも、自分でこれを信じられないような会社には転職していない)と思っている。現時点では、能力でも、笑顔でもバイトの彼女には勝てない。これから、戦力として店や会社に必要とされる人材になるため、社員だろうが、バイトだろうが関係なく、吸収できるところはすべて吸収していきたい。何を始めるにも遅すぎる、ということはないはずである。