めんおうブログ

国家公務員からラーメン業界への転職を決意した、30代男性(妻、子2)の経験と思いと挑戦。時々、本などのブログ

作家湊かなえ氏作品「贖罪」が、エドガー賞受賞候補に。文章を書くという行為について。(転職後24日目)

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わたしの大好きな作家の湊かなえさんの作品がエドガー賞の候補に挙がったので、感じたことを記録したいと思います。

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本日の業務内容

【1月24日】

0730起床

1330出勤予定

感じたこと

わたしは本を読むことが好きである。

 

中学の時から読書好きになり、中学の2年間(2年生の時の先生の影響で読書好きに)は、太宰治夏目漱石などの古典小説、高校時代は安部公房、大学時代は小説と新書、社会人になってからは主に新書、というような読書歴を歩んできた。特に好きな作家がいて、そればかり読む、ということではなく、どちらかというと作品名などのテーマで見て読みたい本を決める、という感じではあったが、好きな作家はいる。

 

現代作家であれば、湊かなえ宮部みゆき、両氏である。どうして好きか、ということは「なぜ好きか」を改めて考えてみないと分からないことだ。読み始めたときはただ次も読みたくなって、という理由で当作者の著書を読んでいたが、他の作家の作品なども読むうちに上記両氏の作品が特におもしろいと感じてそれらを選ぶようになっていった。好きな理由を考えてみると、登場人物の内面の描写が鋭い、ということだろう。湊かなえの「告白」「少女」、宮部みゆきの「模倣犯」「レベル7」は特に印象的であった。小説を読むときは、必ず登場人物の心理を自分に置き換えながら読む。すると、その状況になった時に自分でもそう考える、という共感も多いが、登場人物の心理の在り方で、自分も同じような心理状況を経験していたはずであるのにそれにこれまで気づかなかったこと(言われてみて初めて気づいたこと)が多いのである。

 

最近読んだ、湊かなえの「母性」を例にとると、【母性とは元々備わっているものではない】、【母に自分が求めたものをわが子に捧げたいと思う気持ちが、母性なのではないだろうか】というような気持である。自分は親としての経験があるにもかかわらず、母性については初めて考えたし、このことについては言われてみて初めて気が付いた。このような感動が、両氏の作品にはたくさん詰まっているのである。

 

 

 

 

 

さて、その湊かなえさんの作品「贖罪」がエドガー賞の受賞候補になったそうだ。エドガー賞は、1950年代から続く由緒正しい賞で、推理作家のエドガー・アラン・ポーの名にちなんだ賞である(江戸川乱歩の名前の由来もこの人)。詳しくはこちら↓

エドガー賞又はMWA賞は、アメリカ合衆国文学賞アメリカ探偵作家クラブによって前年にアメリカで発表されたミステリの分野の作品から選ばれる。

長編、短編などのジャンルごとの部門に加え、小説以外のテレビや映画の部門がある。アメリカの作家エドガー・アラン・ポーにちなんで命名されたこの賞の受賞者には小さなエドガー・アラン・ポーの胸像が贈られる。

引用:アメリカ探偵作家クラブ - Wikipedia

 

 

わたしは、湊かなえさんの作品がこの賞の受賞候補に挙がった、という報道を見て文章を書くという行為について改めて考えた。常々彼女の作品を読んだときに、文章を書くという行為はこういうことなんだよなぁ、と思ってきたし、ブログを始めて文章を書く、という行為をするようになったからである(これまでは読むばかりであった)。文章を書く、という行為は自己表現の一種で、形のない自己の内面を形にして外に出す行為だと思う。湊かなえ作品は上にも書いたように、これが鋭くて、わかりやすく、とても共感しやすい。登場人物の心理を追体験できるのである。きっと日常生活におけるさまざまな出来事に対するアンテナが広く、きめ細かいもので、なおかつそれに引っ掛かった自分の感情に対する分析がとても正直で細かいのだと思う。これを通して普通の人が気づかない自分の感情に気づくのである。だから、読んでみて初めて気づく感情描写がたくさんあるのだろう。

 

わたしも転職をきっかけにブログを書くようになって、自分に向かい合う時間が前よりずっと多くなったが、小説を読んだり、いろんなブログを読むと自己の感情に対しての目の向け方がまだまだ粗いな、と感じる。細かいところまで感情をとらえられれば、世界の見え方が変わってくると思う。実際、ブログを始めてから少しだけ見え方が変わってきていることにわたしは気づいた。

 

これからも、読み、書くことで、世界の見え方をもっときめ細かく、鮮やかなものにしていきたいし、自分の経験したことやその時感じたことを余すことなく、わかりやすく伝えられるようになりたいな、と思う。

参考資料