めんおうブログ

国家公務員からラーメンベンチャーへ転職した、30代男性の経験と思いと挑戦。時々、本などのブログ

毎朝の出勤。新鮮な気持ちで店を開けたい。(転職後38日目)

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一週間前くらいから朝の仕込みをするようになり、出勤時間が変わりました。これで感じたことを記録したいと思います。

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本日の業務内容

【2月7日】

休養日

感じたこと

一週間前から朝の仕込みを任されるようになった。

 

これまでは、ホールやサブなど、営業を直接回す「接客」を主とする部分のみをしてきたが、仕込みは、スープ作り、野菜切り、発注品受領など、接客とは異なる部分で店の営業を支える大きな歯車の一つである。仕込みには時間がかかるので、早い時間に出勤しなければならないが、とてもやりがいがある。

 

朝の仕込みを任されるようになり、わたしのシフトは0900~1900を基本とする「早番」で固定された。店の営業中は、どの時間帯にも、社員が一人はいるように仕組まれている。だから、わたしが早番、店長が中番、もう一人の社員が遅番を担当することになった。あとはシフトにバイトがどのくらい入ってくれるかによって、勤務時間の長短が変わる。これまでの入社後1か月弱は、仕事に慣れるまで1500シフトイン、2300シフトアウトが基本であったので、早番固定に伴って出勤時間が大きく変わった。

 

わたしは電車通勤しているが、1500出勤をしていたころは、通勤ラッシュに巻き込まれることなく快適な通勤電車を利用できていた。早番に変わってからは、毎日通勤ラッシュである。仕事の内容もさることながら、「出勤」という仕事の一部がハードになった。

 

 

 

わたしは、夜はギリギリまで起き、朝はギリギリまで寝ていたいので、出勤の15分~30分前に起きる。5時間半の睡眠をとってすっきりしつつも、完全にOFFな頭を、洗面でシャキッとさせる。パンをコーヒーで流し込んでから歯を磨き、ジーンズに着替え、急いでスニーカーを履いたら気持ちが切り替わる。これらを手慣れた一連の作業のようにこなすと、いくつかある心スイッチの一つが自然とONになる。朝7時前後のことである。

 

 

 

自宅のドアを空け、まだ冷たい2月の空気の中に飛び込む。玄関に空気が流れ込んでくるのを待たずに飛び込んでいく。早歩きで階段を下りて自転車にまたがって最寄り駅までは自転車である。朝7時、大通りに出る細道にはいつも小さな渋滞ができているが、自転車には関係ない。渋滞して前へ進めない車を横目に、冷たい空気に心地よさを感じながら、駅へ急ぐ。約5分の自転車移動を終えて駅に着くのは、電車出発の1分前である。自転車を駐輪場に止め、定期を改札に通し、乗車予定の電車がホームに入ってくる音と振動を確認しつつ階段を駆け上がる。ホームに着き、乗車すると10秒後に出発だ。ギリギリだが、予定通り。移動スケジュールには、全くムダがなく毎日同じように動作するようにしている。毎日のことで、もう慣れたものだ。朝起きてから、当初の電車に乗るまでは何も考えていないが、乗車するころには、頭も体もすっかり目覚めている。

 

 

 

ここからは、しばらく電車での移動となる。職場の最寄り駅までは、電車を二回乗り換える。三本の電車を利用するのである。それぞれに乗車する時間は5分、45分、5分であり、それぞれの車内でやることは決まっている。

 

 

 

最初5分間の電車は、東京の郊外からハブ駅までの小移動だ。乗客はまばらである。みな、仕事へ向かう体と仕事に行きたくない気持ちの調整をしつつ通勤ラッシュへの心の準備をしているように見える。朝の通勤電車には、いつも若干重い空気が滞留しているように思うのはわたしだけだろうか。この5分間では、座ってスマホでニュース、メール確認をすると決めている。最近気になったニュースといえば、北朝鮮のミサイル問題、トランプ大統領のロシア疑惑、株大暴落くらいだろうか。

 

 

 

あっという間にハブ駅に到着すると、下車して読書を始める。同じホームの次の次の電車が乗車する電車である。電車が来るまでの5分間はホームで、乗車後もすし詰めの電車の重い空気の中で、立ったまま読書をする。ホームでは、乗客列の最後尾付近に並んで電車のドア付近の空間を確保しやすくし、乗車後は必要に応じ、ドアを利用してメモを取ったり、背もたれにしたりしながら読書をする。こうすればすし詰めの満員電車はハードではあるが、少しも不便ではない。

 

 

 

45分間の中間移動を終えると、職場の最寄り駅までの5分間へ移行する。45分後、目的の中間駅に到着すると、ホーム、階段を埋め尽くすほどの人が下車する。何人いるかわからないが、人の数だけ目的がある。都心の高層ビルのそれぞれの部屋に目的があるように、そこへ向かうビジネスパーソンにも目的がある。数えきれないほどの人は、都心に存在する部屋やデスクの数と同じである。そりゃ、人が多いはずだ、と思いながら人の流れに流されながら最後のホームに向かう。

 

 

 

改札を抜けるころには人の流れはスムーズになっている。ホームにつくと、最後の電車でする「仕込み作業の復習」のためにメモ帳とボールペンをポケットから取り出す。仕込み作業は、0815には始めて、1030までに終わらなければならない。時間内に終わらせるためには、多くの作業を同時並行的かつスピーディに行う必要があり、前日の失敗を繰り返さないためにも、最後の電車の中でイメージアップしながらメモ帳を使って復習したり、チェックリストを作ったりしている。5分間あれば十分に復習できる。

 

 

 

最後の駅で下車して駅を出ると、徒歩3分で店に着く。徒歩3分間では、最後の心の準備をする。仕込みのすべての工程を時間内に終わらせられなかった時は、店長に「すみません、全部できませんでした」と言わなければならない。毎日店に泊まり込んでいる店長にはこう言いたくないので、店の更衣室で着替えた直後から暖機運転なしの全力で同時並行作業を始める。だから、徒歩3分間での心の準備は大切なのである。

 

店は都心の繁華街にある。最後の駅を出ると、夜更かしして前日の酒が残ったまま寝ている街が広がっている。人、車の流れはまばらで、店はコンビニ以外営業していない。昼間なら多くの人や車が通っているし、それぞれの店からアナウンスや音楽がいやでも聞こえてくる。そのうち、まだ開いていない店にも、その店を開ける目的もった人が来る。そして明かりがつき、音楽が流れ始める。これが段々と広がっていく。すると、街全体が目を覚ますのである。

 

 

 

駅から店までの徒歩3分間を終え、店の前に着くと、空気を吸い、吐きながら「よしっ!」心の中で気合を入れてから自動ドアのカギを回す。こうしてまた新しい一日が始まる。朝やることはいつも同じで、流れはいつも変わらないが、毎朝新鮮な気持ちで店を開けたい。