めんおうブログ

国家公務員からラーメンベンチャーへ転職した、30代男性の経験と思いと挑戦。時々、本などのブログ

一人でサタデーナイトフィーバー。やっほぃ。

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エレベーターを降りると、そこは、まるで別世界だった。

 

狭いエレベーターの箱から出ると、薄暗い中で蛍光のオレンジ色が光る、クラブの入り口を思わせるおしゃれなデザインの小部屋があった。過ごしやすい温度に設定された空気の中に柑橘系の香水が噴射されているようで、想像していた薄汚れた施設とは程遠かった。

 

いや、ここは漫画喫茶である。ただ、わたしが想像していた、薄汚れた施設に漫画が押し詰められているものとは違い、むしろ、きれいな宿泊施設に漫画等の充実グッズを何でも利用できる、便利で居心地のよい場所であった。

 

 

 

キャンセル待ちなのか、何人もの客がたむろしている小部屋を抜けると、5人以上が同時に受付を済ませられるほどの数のカウンターがあり、深夜だというのに、従業員が忙しく受け付け作業をしていた。

 

カウンターすらも洗練されており、白と黒を基調としたデザインの空間の中で、受付ごとに大き目のスクリーンがいくつも置かれ、デジタル、システムで管理していることがとことん強調されていた。

 

簡単な手続きを終え、示された部屋に向かう。

 

 

 

そう、今日は一人サタデーナイトフィーバーだ。

 

 

 

今日は、妻が子どもを連れて、明日仕事のあるわたしより一日早く実家に帰っている(わたしも明日仕事が終わり次第、帰省)。ということで、妻からも許しを得て、職場の近くのマンキツに宿泊するのである。

 

何のことはない。ただのマンキツでの宿泊だが、とても心が躍っている。久しぶりに一人で家以外のところに宿泊するだけのことなのに、このワクワク感。なんなのだろうか。

 

「今夜くらいは許される」。これが、今日の合言葉だ。この合言葉にも興奮を覚えずにはいられない。

 

わたしが宿泊するマンキツは、大学時代に宿泊したマンキツとは大違いで、きれいで便利な施設だ。

 

まさに今、その施設のわたしの部屋でキーボードを打っているが、まず、一人当たりの部屋が広い。3人くらいは入れるスペースがあてがわれている。そして、パソコンは機能性が高く、画面も大きい。シャワー、ソフトクリーム、ドリンクは無料。漫画も(読まないけど)完備。喫煙部屋しか空いていない、ということで少し残念だったが、空気清浄機が効いており、においがそこまで気にならない。極めつけはその値段だが、とにかく安い。都心でこれだけの設備を利用できて一晩で2,000円。ホテルも商売上がったりだろう。

 

部屋以外は、見知らぬ人とすれ違うわけだが、みなパジャマのようなラフな格好をしている。妻以外の女性のシャワー上がり、などは部活の合宿でしか見たことのない光景だったが、マンキツで見ることになろうとは。。。おっさんの肌着姿もちらほら見ることになったが、マンキツが「マンキツ」というよりは、「生活空間」になっていることに結構な衝撃を受けた。

 

 

 

宿泊場所の確保が済んだら、ここからサタデーナイトフィーバーの始まりだ(っていうか、さっきからサタデーナイト・・・って言ってるけど、これ何!?)。

 

前から気になっていたラーメン店に行くと決めていた。深夜だが、今夜くらいは許される。24時を回ったころに店に着くと、20人くらいが並んでいた。観光客やペア客が多い中で、一人客は比較的並ぶ時間が短くて済んだ。それでも30分くらいかかったが。

 

せっかくなので、メニューの中で一番高いものを注文した。その店のウリは厚切りのチャーシューだそうだ。残念ながら、総じて期待を大幅に下回るラーメンであったが、サタデーナイトだから、そんな残念なラーメンへの1,500円の出費も今夜くらいは許される(残念だったので、ラーメンへの言及はこれくらいに・・・)。

 

店を出ると、夜風の涼しさが心地よかった。マンキツへと歩いていると、塩辛いものを食べた後は、これを中和するがごとく、甘いものがほしくなっていた。今夜くらいは・・・と、思い切って、欲望のままに、ファミリーマートセブンイレブンでケーキを購入。やっぱり、ファミマだけ、セブンだけ、ではなく、公平にいかなきゃね(ローソンが近くになくて命拾い)。

 

マンキツに到着すると、速攻でケーキを平らげる。とにかく甘いものを口にするということと、胃の中に入れてはいけないものを入れる、という満足感、背徳感だけを求めていたのか、ほとんど味わうことなくケーキをほとんど丸呑みした。脳までとどく糖分と胃袋の満足感を感じて、生きててよかったーと安易過ぎる感想を抱いた。

 

ネットサーフィンをしながら、少しうとうとすると、きれいとは言え、マンキツ独特の暑苦しさに首筋が汗ばんでいた。汗ばむ暑さが気持ち悪かったのですぐにシャワーに入ってすっきりし、無料のアイスクリームで涼んだ後は、またネットサーフィンと記事の作成である。

 

なんだ、ここは。天国か?ユートピアか!?何もかも忘れて、っといてもいいんだよ。なんて言われたら・・・なんて、ありもしない妄想をするのも、今夜くらいは許されるだろう。

 

マンキツの施設の中にいると、外の明るさや空気を感じないから、ふわふわして時間感覚がなくなる。今が何時なのか知りたくて、パソコンのスクリーンの時計を見てみると、、、

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もうシンデレラの魔法の解ける時間も過ぎている。今夜だけは・・・も通用しない。そろそろ一眠りした方がいいだろうが、もう眠らなくてもいいような気もする。

 

 

 

一人サタデーナイトフィーバーは、昨日、仕事が終わった深夜から始まり、ラーメンとケーキとマンキツとネットサーフィンをだれにも邪魔されることなく満喫するということに終始したが、これで大満足だ。

 

自分だけの時間が許されている、ということだけでいい。

 

 

 

もう外は、空が白んできて、夜の冷たい空気も日に照らされ始め、暖かさを帯びてきているだろう。

 

仕事が終われば、実家で両親や妻と子に会える。

 

転職後初めての帰省だから、両親には元気な姿を見せたい。あとは、「今夜くらい」の自由な時間を許してくれた妻に、「一日くらい」は子どもを外に連れ出して、自由な時間をプレゼントしてあげよう。子どもたちだって、おばあちゃんと一緒の外出となれば、喜ぶだろうし、孫と一緒の外出となれば母も喜ぶだろうから。

 

 

 

ワクワク感は、大人になっても心のどこかに感じていたいし、感じる機会を大切にしたい。