めんおうブログ

国家公務員からラーメンベンチャーへ転職した、30代男性の経験と思いと挑戦。時々、本などのブログ

副業よりまずは本業に力を注いだ方がいい。そして、本業で得た技能を応用する形で副業するのがいい。

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副業ブームがすごい。

 

Twitterなどを見ていると、なんだかみんなが副業をやろうとしているように思えてくる。実際、SNSをやっている人はこういう流行物には敏感なのだろうし、わたしのホーム画面に流れてくるツイートに偏りがあるだけなのかもしれない。(この際、小遣い稼ぎ程度の副業はこの記事で触れる副業の対象外にさせてください)

 

それにしてもすごい。

 

ウソも100回言えば本当になる、という言葉がある。

これは、ご存知の通り、これはプロパガンダの手法で、ウソ情報であっても何度も聞くうちに聞かされている側は本当かも、と思い始めるというものである。

ウソかどうかはわからないが、こうも副業ブームがすごいと、「俺も、わたしも・・・いけちゃうかも」と思う人は多いのではないだろうか。

 

そもそも、副業ブームは、2016年以降、安倍内閣が推進した働き方改革から始まった。ここで「副業・兼業の推進に向けたガイドライン等の策定」がなされ、大企業を中心として副業許可に舵を切る企業が出始めたのがきっかけだ。

企業としては、(自由な働き方を望む)人材の確保と広い分野で活躍できる人材の育成を狙いとして副業許可を進めるところが多いようだ。

 

しかし、副業に関する溢れんばかりのツイートを見ていると、この副業ブーム、一体何なんだろうな。副業と言って、本業から逃げているだけでは?という疑問が湧いてきてしまう。(もともと疑い深い、いやな性格ですみません)

だって、急に副業やりたくならないでしょ!?という感覚に基づく疑念があるのだ。(こういう直感は大抵あたる)

 

企業側の人材の確保という観点で見れば、「自由度」を求める人材を幅広く集めようということであり、その狙いは果たせているだろう。

しかし、人材の育成という観点からはどうだろうか。

もちろん、副業によって人材が育つ場合もあるだろうが、多くの場合は育つのではなく、本業に注ぐべき時間やエネルギーがそがれている(副業が本当にうまくいって人材の育成につながることが少ない)のではないか、と思うのである。

 

副業といっても、労働力を提供してお金をいただく以上、その従事者はプロである必要がある。本業だけでも、個人の趣味や家庭、家族の問題があって忙しいのに、本業と違うジャンルの副業でもプロ並みの実力を備えるだけの余裕があるのか、ということである。

おそらく、ほとんどの人はそんな余裕はないだろう。

 

あくまでTwitterを見ている限りの話であるが、ブログ、アフィリエイト、出版などを副業としてやってみてはどうか、という誘いやそれをやってうまくいったという成功体験がよく寄せられている。

それらの話が本当に事実に基づくものだったとしても、それを副業として十分な稼ぎを得るまでにはならないという厳しい現実を見た方がいい。小遣い程度を稼ぐ話とは違うのだ。

ツイートの多くは、大企業ですら将来安泰とも言い切れないという文脈でなされている。この文脈における副業は、本業以外に本業になるものであるはずだ。

しかし、一方で、会社勤めは不自由でやってられない。だから副業で・・・という文脈も目にする。こちらの文脈では、今の本業以外に主要な収入を得るための副業というより、フリーランスになりたい、という欲求や本業からの逃げとも受け取れる。

本業以外に十分な収益を得るための副業と、本業から自由になるための副業が混同しているように感じるのである。

もしかしたら、ツイートしている本人も、いいねをしている人も、何のための副業か、という観点を見失っているのかもしれない。

 

では、副業についてどのように考えればいいか。

わたしは、副業は、頭の片隅に置いておく程度にしておいて、まずは本業に全力を注ぐべきだと思う。そして、本業で得た技能を基に、それを応用する形で副業をするのがいい、と考える。

上に述べたように、本業だけでも忙しい。時間も労力も有限である。であれば、副業まで追いかけて、本業でいい仕事ができるだろうか。副業のせいで本業に必要な十分な技能が得られずに会社を去ることになることだって考えられる。

わたしの場合なら、本業はラーメン店での仕事であるから、副業は、接客業、店舗開発に関するコンサルタントや、転職の経験を活かして転職エージェントというのもありかな、と思っている。

もちろん十分に本業での経験を積み、知見を得てからの話である。

 

「二兎追うものは一兎も得ず」にならないよう、本業で成果を出しつつ副業でも活躍するためには、まず本業、そして、その技能を基に副業とすべきなのである。

特にTwitterなどで若い世代に副業ブームが広がると、日本人の人材レベルが下がってしまうのでは?とムダに心配してもいる。

 

本業とは全く違う副業をお考えの方には、今一度、副業の目的を考え、本業で得た技能を活用できるものかを確認することをおすすめしたい。また、この際、逃げ癖がつかないように注意したいところである。