めんおうブログ

国家公務員からラーメンベンチャーへ転職した、30代男性の経験と思いと挑戦。時々、本などのブログ

お客様から「おいしかった」という評価をいただくために必要な要素は、「味」だけではない。(転職後14日目)

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先日、お店であった出来事をきっかけに考えたことについて、記録しておきたいと思います。

 

本日の業務内容

【1月14日】

0815起床

1115~1215出勤

1230~1600サブ

1600~1630休憩

1630~1930サブ

1930~2000休憩

2000~2300サブ

2315~0030帰宅

0300就寝予定

感じたこと

みなさんは、ラーメン店に行ったことがあるだろうか。

 

個人の店からチェーン店まで、幅広い業態があるが、どれでも構わない。むしろ、ラーメン店でも構わなない。外食をしたことがあるだろうか、という問いである。

 

 

みなさんが、外食やラーメン店に行かれた時のことを思い出していただきたい。その時、店内では、どのような音楽が流れていただろうか。そもそも流れてただろうか。おそらく何かしらの音楽が流れていたはずである。

 

 

 

 

先日の夜、勤務先のラーメン店でホールをしていたところ、かかっていた音楽が消えた。

 

ラーメン店では、比較的大きめの音量で、流行の曲がながれていることが多い。わたしのいる店でも大き目の音で音楽を流している。店長の話によると、電波受信の関係で音楽が切れることがたまにある、ということであった。わたしは、数えきれないほど外食しているし、多くのラーメン店に行ってきたが、音楽(ラジオも含む)がかかっていなかったことはない。蕎麦屋ですら音楽がかかっているものである。音楽がかかっていないラーメン店がどのような状況か、ということについてはこれまで経験がなかったので、新たな発見であった。

 

 

 

 

 

音楽がかかっていないと、確実にラーメンのおいしさが半減する。

 

 

 

 

これは間違いない。音楽がかかっていないとどのような状況になるかというと、麺をすする音ばかりで、周りのことがすごく気になってしまうのである。適度な音楽がかかっていれば、麺をすする音をかき消してくれて、味に集中することができるし、連れとの会話を楽しむこともできる。また、音楽がないと、店の活気もなくなる。店員の声が店内に寂しく響く。このような状況でラーメンを食べて店を出られたお客様はどのような感想を持つだろうか。味がよければ、まずかった、とまではならないかもしれないが、本当においしかった、また来ようとはいかないかもしれない。わたしがお客様であったら、ラーメンの味よりも、音楽が途中で消えたことの方が記憶に残ってしまうだろう。これでは、本当においしいラーメンとしては記憶に残らないのである。

 

たかが音楽は、実は「おいしかった」という評価を得るための大きな要素であったのだ。

 

ここまで、「音楽」について書いてきたが、音楽以外にも要素がある。

 

 

 

 

 

みなさんのラーメン店での経験は、どのようなものであったろうか?ラーメンはおいしかっただろうか?その時の記憶を、入店した時点から追っていただきたい(ラーメン店に行かれたことのない方は、別の店で外食した時の記憶で結構です)。

 

 

 

 

 

その時の天候はどうであったか、晴れか雨か

 

その店の看板はどんなものであったか

 

駐車場の広さや、車の入りやすさはどうであったか

 

店の周りはきれいであったか

 

入り口の大きさは、自動だったか

 

店に入った時のにおいはどうだったか

 

食券制であったか、店員に注文したか

 

お冷は、だれが準備したか、店員がしてくれたのか

 

メニューはみやすいものであったか

 

店内に音楽は流れていたか、流れていたとしたら、どのような音楽が流れていたか

 

・・・

 

 

 

 

 

この記憶巡りの中では、この段階では、まだラーメンは提供されていないし、食べ始めてもいない。まだ、食べ始めてもいないが、実はラーメン店は、これほどまでに多くの要素に気を使っているのである。

 

 

 

 

 

では、記憶を進めて、そのラーメン店を出るときのことを思い出してもらいたい。

 

 

 

 

 

ラーメンの器をどのように片づけたか、お客がカウンターの上に置いたのか

 

お客が席を立つ前に飲むお冷は、補充しやすい位置にあったか、ピッチャーは氷で満たされていたか

 

あなたは、席を立つときに「ごちそうさま」と言ったか

 

お店を出るときの店員の態度は、どうだったか。店員は、出口まで見送りに来たか、「またのお越しをお待ちしております」と言ったか

 

子連れの客には、子供用のおまけのようなものを渡したか

 

店員は、常に笑顔を欠かさずに、あなたに元気を与える努力をしていたか

 

・・・

 

 

 

 

 

お客様が店を出る前後だけでも、これほどまでに多くの要素に気を使っているのである。ここまで記憶をたどっていただいたところで、最後の質問をさせていただきたい。

 

 

 

 

 

あなたは、最終的に「おいしかった」と思ったか。そして、「また行きたい(かも)」と思ったか。

 

 

 

 

 

これは、ラーメン店にとって、お客様にいただきたい最高の評価である。これまで、ラーメンを食べる部分を省略して記憶をたどってきたが、「おいしかった」という評価を得るには、ラーメンの「味」以外の部分、要素も大きく影響する、ということである。もちろん、味という要素は、「おいしかった」という体験の重要かつ大きな部分を占めるのは間違いないが、それでもその体験の一部なのである。

 

今のわたしにできることは、むしろ、「味」以外の要素の部分において、お客様から「おいしかった」という評価をいただくための努力をすることである。逆に言えば、どのような立場であっても「おいしかった」という評価をいただくために努力できる、ということである。今は現場で、近い将来は現場監督(店長として)、遠い将来は経営幹部(指導者)として、それぞれの立場でお客様の「おいしかった」を得るための努力をしたいと思う。

 

とにかく今は、元気、笑顔、丁寧にラーメンを提供すること、きれいにお皿を洗うこと、ミスなく注文を受けること・・・こういう当たり前のことに対して誇りをもって飲食のプロのはしくれとして頑張っていく。