めんおうブログ

国家公務員からラーメンベンチャーへ転職した、30代男性の経験と思いと挑戦。時々、本などのブログ

圧倒的な情熱と熱量を見て、むしろ不安が大きくなった

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ここ2週間、1日16時間以上仕事をしている日が続いている。

 

つかの間の休息時間に記事を書いています。

 

異動からの新店オープンから半月が過ぎ、新しい器材や仲間にも慣れ、また客足も徐々に落ち着いてきており、ようやくシフトもムリのない(?)感じになってきている。(さすがに16時間労働ということもなくなってきているという意味で)

 

わたしのいる店は、会社の展開している系列店のひとつであり、個人店舗とは違う。

器材も経費も人も基本的には会社がすべて用意してくれる。新店オープンに当たっては、出店企画課という部署のサポートも開店から1か月弱受けることが できる。

1日16時間ちょっと仕事をしていて「こりゃ大変だわ汗」ってなっている自分からすれば、個人店舗を出すことがどれだけ大変かが本当によくわかる。

 

この記事では、16時間労働を2週間している中で、圧倒的な情熱と熱量を見て、むしろ不安が大きくなったことについてお話したい。

すでに話に出てきた出店企画課。

この課は、10人弱の小さな部署で、新店開発のサポートを基本的な任務としているところ。そして、店長や副店長として成果を上げてきた人たちが吸い上げられる部署となっている。

異動の前にも部署の名前は聞いたことはあったが、新店に異動し、一緒に働く経験をもつことができた。まさに今、一緒に仕事をさせていただいているのである。

 

一緒に仕事をして1日目、2日目は本当にひどかった。

というのは、これまでわたしが店長に教わって来たことが間違いだったり、まったく知らなかったことを指摘されまくってたりして、とにかく混乱したのである。

 

え!?おれって、こんなにできないの?

これって間違ったやり方だったの?

という具合。

 

また、出店企画の方の仕事に対する情熱はホントにすごい。

ブログで、文字でしか伝えられないのが悔しい、というくらいすごい。

 

彼らが麺場(厨房のこと)に入った時の目つき、姿勢が違うんです。

 

休憩しているときや、営業が始まる前はあんなに笑って、冗談を言っていたのに、いざ営業が始まると、ホントに厳しい。

どうしてそういうやり方なの?

これだれがやったの?

なんでこうしないの?

時間あるんだったら他にもやることあるでしょ?

 

細かいところまで指摘、質問の嵐。そしてその指摘の裏にはすべて、お客さんにいいものを出したい、自分らはテキトーなものは出したくないという思いがある。

こんなに純粋で、常に向上心をもち、とことんこだわっている人の目を初めて見た。ホント、30年の人生で初めて。

これまでも、省庁職員だった時には先輩や同期のトップランナー(「ピカピカな人」という隠語アリ笑)たちを見てきた。

彼らは確かに優秀だったし、頼りになるし、わるい人たちではなかったけれど、出店企画の人たちの目や姿勢のような「すごみ」はなかった。

今思えば、どこか省庁内でしか育ったことのない「生ぬるさ」のようなものがあったのかもしれない(牙がないっていう感じ)。

 

よく、成長したければ一流に触れろ、なんてことが言われるけど、まさにその通りという気持ちと、いやいやちょっと待ってよという気持ちが半々。

出店企画の人たちは、まさに一流なのだが(最優秀店長がいる)、その圧倒的な情熱と熱量に、むしろ不安が大きくなったからだ。

 

自分もこうなりたいとか、くそ!絶対に見返してやるぞという前向きな気持ちよりも、この人たちすごい、すごすぎる、自分にはムリかも・・・という後ろ向きな気持ちが大きいのである。

 

どうしたんだろうな。自分。

 

これまでの人生、テスト、受験、出世競争などでは、必ず相手を意識して、人一倍の努力をいとわず、成果を出してきたつもりだった。

でも、その行動の原動力の多くが「劣等感」であったことに気づき、なんか違う、ということで転職した。

転職してからは、競争で負けてしまう「劣等感」を全く感じずに楽しく仕事ができているが、逆に「負け癖」というようなものがついてしまったんだろうか?

それとも、自分の現状と、一流の人たちの「いろいろな差」に心がついていかないだけなのだろうか?

 

打ちひしがれて、心が前向きにならないのが苦しく、悔しい。

悔しいけど前向きにならない。

引きこもりたいとか、そういうのではないけど、前向きにならないし、自分は一流にはなれないかもな。。。なんてちらっと考えてしまうこともある。

やっぱり人生かけるなら、一流になりたいから。

 

どうやってそんな技能を身につけたんですか?前職は何ですか?

 

こんな質問を最優秀店長に投げてみたところ、

 

この仕事が初めての飲食関係の仕事です。自分が今ここでこうして仕事をできているのは、自分で言うのも変かもしれないけど、人一倍の努力だと思います。

 

こんな言葉が返って来た。

 

努力すればだれでも一流になれる。

 

簡単に言えばそういうことなのだけれど、やるのは簡単じゃない。努力するには、そのための心、魂、情熱が必要だから。

 

人一倍の努力。

 

この言葉が頭の中でむなしくちらつくばかりで、抜け殻のようになっているわたし。今はこれで許してほしいと、だれにというわけでもなく、許しを請うしかできない。

 

理想と現実の狭間で、心の均衡を取ろうとしているのかな?本当に人生は、難しく、厳しいと改めて思わされる。