めんおうブログ

専業ライターを目指して闘うパラレルワーカーの日々と、よりよく生きるためのちょっとしたコツなど。

ラーメンベンチャーの闇をすべて話す

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公務員からラーメンベンチャー企業に転職してから1年になるけれど、仕事の内容や待遇にようやく慣れ、それにしっかりと目を向けられるようになってきた。

仕事自体かなり楽しく、職場の人間関係はかなり風通しがいいけれど、1年も仕事をしていると、「結構な闇」も見えてくるし、肌で感じるものである。

それは、今後仕事を続けていく上できちんと向き合い、割り切っていかなければならない部分でもあり、「職場の人間関係がいいからさっ」と言って、見ないふりをしたり、なかったものにしたりしてはいけないものだと思う。

転職して1年。

これまでは仕事が楽しいといった「光」の部分のみを記事にしてきたけれど、ここで「闇」についてもしっかりまとめておきたい。

以下、「正直つらい」順に書いていく。

休日が少ないという闇

これは、転職前から数字としてはわかっていたものだけれど、経験してみるとなかなかきつい。

具体的に言うと、会社は「週休2日制」を敷いているけれど、月4~6日しか休みがなく、長期休暇もないのである。

ここで気を付けなければいけないのは、「完全週休2日制」とは違うことだ。

法律上も、「できれば」週2日休ませなさい、ということなのである。

転職前は、「週休2日制」なんだから、ほとんどの場合は月8日休みで、世間が長期休暇の時期は連休がとれるように配慮してくれるだろうくらいに考えていたが、いずれも考えが甘かった。

年間にすると、単純に月6日×12カ月で、72日間しか休みがない。

祝日や〇〇休暇の連休中に、家族連れが来店すると、正直複雑な気持ちになる。なんだか自分の家族のために遊びに行ってやれてないなぁ・・・と。

自分の時間がないとか、もっと休みたいというよりも、家族と外出したり、旅行したりがなかなかできないのがきついですね。

含み残業という悪魔すぎる制度

聞いたことがある方もいるかもしれないけれど、飲食業の多くは「含み残業」制を敷いている通り、うちの会社もこれで動いている。

これは、残業を常態化する悪魔すぎる制度だ。

給料に月45時間分の残業代が、「残業しようと、残業しまいと、あらかじめ含まれる」というものである。

となれば結果は明らかで、45時間ギリギリまで残業させるのが常態になる。

いやいや、残業ってできればしないほうがいいものだよね・・・?

安月給という悪魔の所業

含み残業もあって、労働時間は長い。そして、肉体労働で体を酷使。さらに、勤務時間帯もきついわりにはかなり安月給である。

まさに、悪魔の所業。これは以下の通り。

  • 基本給  187,500円
  • 職務手当 60,800円
  • 家族手当 16,000円
  • 食事手当 2,500円
  • 深夜手当 17,542円
  • 合計   284,342円(もちろん手取りではない)

含み残業45時間分は、上の「職務手当」に含まれている。

会社のホームページには、「中途は月給26万+諸手当」という説明があり、実際とは若干違う。

これも悪魔的だと思う。

腰痛、首痛という病み

もともと腰痛もちだったけれど、この仕事についてから間違いなく悪化している。

最近は、腰痛だけでなく、首痛も出始めた。

朝「いたたた・・・」と言いながら起き、毎日1時間のストレッチは欠かせない。

腰痛で寝れなかったり、逆に起きるのがおっくうになって二度寝したりということもしばしば。

今はまだ若いからいいけれど、40、50になってからはきついだろうなと、結構マジで思う。

人材不足という悪循環

休みが少ないというところにもつながってくる悪循環の要因。

それが、人材不足である。

うちの会社の店舗は、年中無休で11時開店、店舗によって24~深夜3時まで営業しているけれど、社員が一人でも休んだら営業できない状況でシフトが組まれている。

もし欠員が出た場合、別の店から人を呼んだり、バイトの子になんとか声をかけなければ営業が成り立たないのである。

それでいて、お客さんは待ってくれない。

当然のことだけれど、サービスの質が下がればクレームになって出てくる。

こういう状況だと、休みたくても休めない、社員一人にかかってくる責任や仕事の量が増える、ミスや失敗をフォローし合う環境を作れないということにつながり、最終的に、お客さんの満足度や従業員満足度に悪影響が出てくる。

人材不足。

これは、サービス業界全般において永遠のテーマなのかもしれない。

予算達成の物理的な難しさとの戦いの暗さ

当たり前だけれど、各店舗には予算(目標)がある。

これが各月、日ごとに与えられ、どの程度達成できたかどうかで追加インセンティブが付与されるし、達成できなければ指導されるわけだけれど、「店をどの場所に出すか」は、もちろん決める権限はない。

本社が準備した店で営業するだけが、社員の戦いなのである。

でも、店がどこにあるかは、予算達成のためには極めて重要な要因で、どんなにがんばっておいしいラーメンを作っても、気配りのある接客をしても、どのくらいの人が入り得るかという物理には勝てないのである。

店舗のある地域は、若者が多いのか、老人が多いのか、競合店はあるか、駅は近いか、車通りはどうか、こういう条件が大きくのしかかってくる。

本社の決めた、物理的制約のある中で、「勝てる店は勝てる、勝てない店は勝てない」これがチェーン店の、そして雇われ店長、社員の現実なのかもしれない。

上層部に固まる創業メンバーと謎多き人事制度で先が見えない

うちの会社は創業10年になるけれど、経営の上層部は、創業時のメンバーや、外部から途中で雇われた専門家などが固まっている。

今後、ものすごい勢いで店舗展開を進める計画があるので、これからの新卒や中途にも上に行くチャンスはあるだろうが、会社の雰囲気にぴったり合う人しか出世はないだろう。

会社の雰囲気というのは、創業メンバーが作ってきたものである。

会社の雰囲気に合うというのはすなわち、上層部に気に入られるということでもある。

会社の目指すもの、雰囲気を体現してくれる人材を引っ張り上げるのは会社として当然かもしれないけれど、それをうまく出せない人間の適材適所がなされているかと言えば、会社にそこまで効率的に組織運営する余裕がないのが現実であり、闇である。

 

まとめ

どんな仕事にも光と闇がある。

会社が成長しようとするとき、制度、法律をある意味そっちのけで必死に頑張る人材は必要だろうし、そういう時期があってもいいとは思う。

ただ、店舗展開を進め、その中でいろんな人が入ってくる中でこの体制でどこまでいけるのだろうか。

光と闇の間で進む会社。

どちらかというと、最近影が差してきたなぁ・・・と、年間成長率20%というまぶしい数字の下で闇に震えるわたしである。