めんおうブログ

専業ライターを目指して闘うパラレルワーカーの日々と、よりよく生きるためのちょっとしたコツなど。

トム×めんおう対談~ブロガーの時代とは~

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コンテンツマーケティングの天才と自称するトムさんと対談させていただきました。

怪しげなアイコン(わたしはそう思ってますw)、やけに情報商材や出版業界に詳しい発信内容を見ていたので「どんな人なんだろ」と思っていましたが、とても親しみやすい方で安心しました。

お話しいただいた内容は、これまでの発信内容通りで業界にはかなり詳しく、対談はとてもおもしろく、参考になることばかりでした。

出版業界の現在と将来に始まり、ネットや人々の価値観の将来まで広く、深く伺ったお話をまとめます。

出版業界で生き抜くには、体験型バックエンドビジネスと連携しないと厳しい

ー出版業界が厳しいという話をよく聞きますが、今どんな感じなんですか?-

確かに「厳しい」ということはよく言われますが、そこまで悲観する必要はないと思っています。

実際、ネットの情報が溢れたことや電子書籍の普及で出版業界は多少のダメージを受けたのは事実ですが、少し前までは2035年までに市場が消失する勢いだって言われたんですが、下降も止まりました

やはり紙媒体の利用者は一定数以上いますし、電子書籍が当初予想されていたよりも流行っていない現状があるんでしょう。

ーなるほど、今後「これは出版業界で伸びそうだな」というものはありますか?-

そうですね、やはり「体験と一緒になったもの」が伸びていきそうだと思いますし、実際伸びています

「アウトプット大全」という書籍があって30万部くらい売れてるんですけど、情報がまとまってるんですよ。こういう「大全もの」が流行ってる。

エンタメが溢れてて可処分時間を沢山の面白いことが競い合ってるので、情報がまとまっている本があれば時間を節約しつつ、必要な情報を手に入れられる。

なので、ネットに落ちてる断片的な情報を集める時間をショートカットしてあげられるようなものが売れてますね。

ーこの書籍の爆発的な売り上げはこんな分析ができるんですね。今後業界は大きくどうなっていくんでしょうか?-

今は情報爆発時代と言ってもいいほど、情報が溢れています。大企業だけでなく個人が情報発信する時代ですからね。

最近面白いなと思ったのが、「体験型バックエンドビジネス」と連携してビジネスモデルのアップデートを行おうとしてる版元が出てきたことです。

例えば、書店でお客さんに売る書籍は、いわゆる「フロントエンド」と言って、興味がある人を最初に絞り込みます。

一方で、コンテンツ単体は無料で済まされる、あるいはどんどん値段がつかなくなってるので、お客さんを引き込んで、セミナーやコンサルのようなサービスを提供する、こういう(体験型)バックエンドビジネスを始めているところが出てきました。

実際にこの動きはすでに出始めていて、あるダイエット会社が自分たちのサービスを売るために出版社を買収していますし、小さな規模ですが某出版社がトークイベントを主催したりしているわけです。

業界でも生き残りをかけてビジネスモデルを、「ユーザー体験を売る」ような方向に拡張してくるところは、今後もあると思います。

動画は間違いなくキテます。でも、テキストはオワコンではありませんよ

ー「ブログはオワコン」とも言われますが、動画ってそんなにキテるんでしょうか?-

そうですね、やはり動画の波は来ています

デジタル情報通信白書見れば、通信インフラ改良とスマホの普及によって動画の視聴時間は増加していて、企業の動画広告費規模は上がっています。この市場は結構盛り上がると思います。

まず「YouTuber」というビジネスをやるにも工数が膨大なんですよ。

インフルエンサー界隈は、

「ゴールドラッシュではツルハシを売ってる人が一番儲かった!!!動画編集が儲かるぞ!!!」

と言ってましたけど、ここ市場デカイんでチマチマした話だけじゃないと思ってます。

いわゆるモデルエージェンシーというビジネスモデル。

具体的には、Backspace.com

シナリオライティングやキャスティングの代行業者、ソフトウェアもあります。

あとは、アメリカだと動画周りのコミュニティも盛り上がってますね。Vidcomとか。日本だとUuumが早くも目を付けましたね。

ーじゃあやっぱり「ブログはオワコン」なんでしょうか?ー

いえ、そんなことはないと思います。

テキストの消費者は間違いなく一定数はいますし、実は動画配信サービスの代表格、YouTubeの造りは検索エンジンがまだ発展途上なんですよね。

要は、YouTubeって検索者がほしいと思ったものにぴったりな情報を提供できないんです。

AIは動画全体としてどんな内容かまではわからないので。

そのうち自然言語処理技術(STT)がテキストデータ変換して検索者の意図をフェッチできる日が来るかもしれませんが。

ランキングとか急上昇にヒットしないと見られない

  • 教育系ビジネス系は母数の多いエンタメと競合する
  • だからと言って変顔サムネイルでクリックさせた客がマーケティングでターゲットにしている層とズレる

こういう辛さがある。

だから、テキストみたいにインデックスされにくい動画はそういう意味ではテキストより発見されにくいわけです。

今後は「ブロガーの時代」が来ると思っています

ートムさんは「テキストはオワコンではない」と言われました。でも、SEOは難しくなってきています。これは矛盾ではないんですか?-

そうですね、まず、2000年代の早い時期であれば個人のアフィリエイターがガッツリ儲けられた時代だったんですが、今では企業が資金力を背景にガンガン外注してやってますから、個人がSEOアフィで生きていくのはなかなか厳しいんですよ。

でも今後は「アフィリエイターではなくブロガーの時代」が来ると思ってます。

ー「ブロガーの時代」とはどういうことでしょうか?-

「経験経済(けいけんけいざい)」という色々な場所で引用される本があります。

例えばコーヒー。

コーヒー豆は25セント、コーヒー一杯は1ドル、喫茶店でコーヒーを飲むという体験は5ドルで売れるんです。

 つまり体験はそれ自体高い値段が付けられる。代用が効かない。我々の業界も、ここに目をつけてます。

 

例えば我々の業界なら、S社さんとかオフラインイベントやってますね。箱を埋めてもらってそこでセミナーやって、収益を得ている。コ

ンテンツが売れないから、業界もモノ消費よりコト消費に近づいてる。

その点で「人」に対してファンがついてる事業って強いですね。

ユーザー体験を売るということは、動員力が必要になります。

 

「集客力」となると従来のWEBマーケでいうPVアフィリエイト成約率みたいなのと

は、また別軸の「動員力」が必要になりますね。

で、これはNewsPicksの佐々木編集長が言ってたんですけど、やっぱり人は情報に対し

て課金しないで人に対して有料課金する

 

同じように、昔は運営者のわからない巨大まとめサイトってありましたけど、ああいう

風なメディアは人呼べないんですよ、セミナー自体がすっごい良い情報だとしても。

でも逆に「ブロガー」なら来ますよね。

 

要は知識や情報なんてネットで拾える。

でも、そこで著者に会ったり、セミナーで実践して、知識を経験に昇華させたり。

そういうのって、ネットじゃ絶対手に入らないんですよ。

対談後記

はっきり言って、しびれました。今までモヤッと霧がかかっていたのが、はっきりと晴れました。

トムさんは出版業界で活躍しているだけあって、すべてに説得力がありました。

今後フリーライター、ブロガーとしてやっていくわたしにとって一番印象的だったのは、「今後はブロガーの時代が来る」というお話でした。

わたしはブロガーとして、ブログ、noteTwitterをしていますが、今後ブログを軸にどう生き抜いていけるのかを考えていくヒントにもなりました。

モノよりコト、情報より体験。

本当におもしろいお話と楽しい時間を過ごさせていただきました。

ぜひ第二弾をさせていただければなと思っています。